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スマートソルダー(ロウ付け溶剤) シルバー用/銅・真鍮用/ゴールドフィルド、ゴールド用 使用方法

  • フラックスは足す必要はありません。
  • メッキ加工してあるものは、加工部分のメッキをそぎ落してから使用してください。

画像はシルバー用

>>ハンディーガスバーナー等やバーナーを使用のこと。
シルバー 銅、真鍮、ゴールドフィルド ゴールド
Melting point
(融点)
671-740 ℃ タイプによって変わります。 680℃
フロー
(溶け出す)温度
718-788℃ タイプによって変わります。
>>バナーをご使用下さい

成分 シルバー、錫、アンチモン。
>>鉛は含みません。
錫、シルバー。
>>鉛、カドミウム、アンチモンは
含みません。
>>カドミウムは含みません。
用途 シルバーなど殆どの金属を付けることが出来るが、アルミニウムやマグネシウムには向かない。 銅・真鍮・ステンレスチール・ニッケル・青銅などに使用可。 ゴールド用
保管方法 15℃~25℃の室温で保存。  >>27℃以上だとペースト中のソルダー液とフラックスが分離する。
目に入ったときは? 目を開けたまま、15分間水で洗い流し、医師に相談。
体についたときは? 石鹸と水でよく洗い流し、炎症などがとれなければ医師に相談。
吸い込んだときは? 新鮮な空気の場所へ移動し、深呼吸をする。医師に相談。
飲み込んだときは? すぐに医師へ相談。独自の判断で吐き出させることはしないこと。
もれたときは? すでに触れないように手袋等を着用し、不活性で吸収力のある素材でふき取り、しっかり密閉してから廃棄すること。

1. 埃や油分を落とし完全に綺麗な状態になったらロウ付けしたいものの隙間を密着させる。洗剤などで油脂を落とし、水分をふき取るのが一般的。

*丸カンなどのパーツには研磨剤などで仕上げている場合もあり、表面にその成分が残っていてもうまくロウ付けできません。その場合ウルトラソニックで洗浄したり、エタノール100%で拭き取るなどします。
2. 爪楊枝を使い溝をスマートソルダーで埋める。その時隙間が目では完全に閉じて見えるまで、丸カンなら音が聞こえる程擦り合わせるようにして、平プライヤー2本使って合わせる。
*画像のカンはまだ充分に閉じてません。手を離してもしっかりくっつく位に寄せて隙間を出来る限りなくします。
ペーストは熱するとボリュームが1/3程度になり水銀のように水玉のように揺れて隙間に流れ込みます。適量を隙間の上に盛り上げる。やりながら、ペーストの量を見極めます。画像の量よりもう少し減らしてもいいぐらいです。熱した後に水に浸すなどしてから確認します。しっかり閉じられていればOKです。


* 注意 *
画像の中のはんだこては現在ペーストの成分が変わったので使えません* *
耐火煉瓦などで防災対策をしてバナーやトーチなどで行ってください。
ハンディーバーナーやバナーが作業が早くできるので、お勧め。
小さい物の加工にはハンディーバナーが作業が楽です。
パワーが必要な場合はバナーが断然お勧めです。

このような丸カンサイズであればスマートソルダーで5~10秒程度熱すると、ペーストが水銀のように溶け出し、隙間が埋まります。丸カンなど細い物を加工する場合溶け出す前にペーストのまま反対側に滑り落ちた場合、丸カンを抑えているピンセット毎ひっくり返し、熱して隙間に流れ込ませます。

ロウ付けする際、酸化する関係で、少し黒っぽいところができる。
膨らみが出来た部分は金属のブラシで磨くかダイヤモンドドリルで削ってシリコンポイントなどで綺麗にすれば完了です。

宝石洗い溶剤(ジュエリークリーナ溶液)に浸けても黒っぽいところは消えません。ロウ付けした物の表面が複雑だったり面が広い場合は酸洗いという方法もあります。
シルバー用/銅・真鍮用スマートソルダー
* バナーなど炎を使用するときの注意 *
熱が伝わると机がこげる事があるので、燃えにくいセルストーン等の上に耐火煉瓦、その上にハニカムブロックなどを乗せ、パーツは第三の手などに逆作動ピンセットID6139を使うなどして固定します。
コテライザーやバナーの炎の先で、数秒加熱します。
隙間が密着しているか、ペーストの過熱の変化で水銀のように溶け出して隙間に上手く流れ込むか目で確認する必要がありますので、見えにくい場合は拡大鏡をセットして作業するなどをお勧めします。
また、目に熱でパーツなどが飛び散る等の可能性を考えて防護メガネの着用をしましょう。
☆ピンセットのページ、 ☆ロウ付け素材のページ☆をご覧ください。